愛知県は岡崎市にいって八丁味噌をぺろぺろ舐めてきました。
八丁味噌の郷という愛知県岡崎市にある所に行ってきました。
要するにカクキューという会社の工場見学です。
愛知と言えば赤みそ。赤みそと言えば八丁味噌。
赤だしと八丁味噌との違いも知らずに愛知県民は語れねぇぜ?
というワケで淡々とレポートしていこうと思うワケです。
まずは軽く八丁味噌についての座学くらいしてから行けよな。
八丁味噌は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある岡崎市八帖町(旧・八丁村)で、江戸時代初期より、旧東海道を挟んで向かい合った2軒の老舗が伝統製法で造り続けている豆みその銘柄です。大豆と塩のみを原料に、大きな杉桶に仕込み、天然の川石を山のように積み上げて重石とし、天然醸造で二夏二冬(ふたなつふたふゆ)以上の間熟成させます。 味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴です。
カクキューHPより
知らなかった。
八丁が距離だったなんて。
というショックを隠せずにはいられなかったのですが
取りあえず気合いを入れて朝9:30から受付開始の一番最速の時間で工場見学に向かいました。
入っていきなり見た事の無い試食が襲ってくる。
味噌の。。。試食だとっ!?
味噌を直で食べるという衝撃も確かにスゴイものがあったのだけれど
いや、朝一だからいいけど。これ、夕方くらいになったらもう誰がどんだけ舐めたくった味噌があーでもないこーでもないの百花繚乱じゃないのかなっていう心配が襲ってきました。
(たぶんこまめに交換とかしてキレイです)
いったん、第一印象は合コンに行ってみたらブスがやたらお洒落だった程度には印象的でした。
いざ、工場見学へ。
試食する所の入り口付近で受付を済ませ(なんと、無料。まじかよスゲー。)、工場見学待機場所へ。
するとまた試食だろうか。みそ汁が置いてある。
「飲んでいいの?飲んでいいの?え、何なの?見せるだけ?八丁味噌と赤出しって別モンなの!?」(※後に違いがわかります。)
と、キョロキョロするワタシを横目に「oh,MISOsoup?」と呟く外人さんがイイ顔してました。
外人さんのキュートな表情ってなんであんなにイイ感じなんだろう。
と見とれていると案内人のおねーさんがやってきて見学スタートです。
は?飲ませてくれないのかよ。
工場見学のスタートであります。
「弊社、7000坪の敷地の中で八丁味噌を作っており〜.........ココが事務所でございます〜..........」
という感じの説明を受けながら敷地内をぐるぐる。
「おんかかかびさんまえいそわか」
などと書かれた不思議な物体を横目に、「なんやねんこれ!何の意味やねん!!」と関西風に突っ込む事すらできずに軽い恐怖を感じながら資料館へ。
(こっそりGoogle先生に聞いてみた所、「類いまれな尊いお地蔵さま」という意味だそうです。なるほど。尊いですな。)
カクキュー資料館に入るよ。
流石資料館。何やら資料がたくさんありますな。
この絵はなんですか。そういえば八丁味噌のパッケージに使われてたりするな。 と、思っているとおねーさんがちゃんと説明してくれました。
この絵は日吉丸(のちの豊臣秀吉)が、子どもの頃に奉公先から逃げ出し、カクキューの豆袋を盗んで矢作橋の上で寝ていたところ、通りかかった野武士が日吉丸の頭を蹴った、これを侘びろと睨みつけている絵でございます。 この野武士は小六正勝(のちの蜂須賀 正勝)であり、日吉丸の度胸の大きさを買って手下にしました。 秀吉と、正勝の出会いのシーンにカクキューの豆袋が関係していたと言われる絵でございます。 (そして色々あった後に、蜂須賀正勝(通称:小六)は秀吉に一生を捧げ、天下統一を支える存在になったそうです。)
矢作橋ができたのが江戸時代だそうなので、秀吉さんその頃はもう亡くなってると思うんですけどね。
諸説ありってやつですか
味噌を昔ながらの製法で作る職人さんのお人形。 なんだか笑えてしまってケラケラ笑っていたら、周りのみなさんもケラケラ笑って写真を撮り始めました。
案内人のおねーさんは冷静に凄まじい豆知識を与えてくれました。
味噌は、主に大豆から作られておりますが、大豆のみで作られる味噌はあまりありません。
八丁味噌は、この大豆のみを原料として作られた純粋な豆味噌でございます。
赤みそと白みその違いについてよく聞かれるのですが
赤みそは豆を蒸して作られます。そして白みそは豆を煮て作られます。
タンパク質変性の違いによって色の違いが出てくるわけでございます。
そして、工場見学が終わったらご試食して頂こうと思うのですが
先ほど申し上げましたように八丁味噌は純粋な豆味噌でございます。
赤出し味噌は、赤みそと白みそを混ぜて作った合わせ味噌でございます。
混ぜて、絞り出した時に赤い色が出る事から「赤出し」と言われており、出汁が入っているわけではございません。
じょ、常識、だ、だよねぇ。(遠くを見つめながら)
そして資料を眺める。
”BOOK OF MISO”って書いてある本が印象的でした。なんやねん。ぶっくおぶみそ。
味噌を作るでっかい樽出そうデス
直径六尺、高さ六尺だそうで、さすがのワタシもすっぽりと入り込めてしまう大きさです。
八丁味噌工場をついに見学だよ。
入った途端に味噌の味。
空気が味噌味でした。これは暑い時期に行くとクリア困難なダンジョンかもしれない。
1つの樽に6トンもの味噌が入っているそうです。6トンて。
あーでもウルトラマンの体重が35000トンって事を考えると大したことないのかな。ウルトラマンって超絶高密度だなぁ。
なんて味噌味の空気のせいで思考回路も斜め上に行ってました、
ちなみにこの石、職人さんが手作業で積むんですって。
一人前になり、「安心して下さい。崩れません。」と言えるようになるまでに5年くらいかかるって言ってました。
今まで地震等で崩れた事は一度もないそうです。
お外には味噌を出した味噌の樽が天日干しされていました。
味噌はわざと残したまま干すそうです。(湿気とかそういう関係らしい)
この放置された残り味噌がマジでくさくてびっくりしました。流石に舐めれなかった。
見学が終わると試食させてくれます。
見学前に見せられたコレ。
やっとですか。
しかし八丁味噌と赤出し味噌の違いを知ってから飲見比べるみそ汁は絶品ですな。
帰り際には味噌ソフトクリームと味噌串カツを食べよう。
帰り際には売店で味噌ソフトクリームなるものが売られています。
一緒に味噌串カツも売られているので食べるといいんじゃないかと思います。
味噌ソフト、なんかコクがあって深い味わいで美味しかったです。
アクセス•地図
〒444-0923
愛知県岡崎市八帖町字往還通69番地
本社 TEL 0564-21-0151
工場見学・売店(八丁味噌の郷) TEL(0564)21-1355
GoogleMapさんも載せておきますね。
まとめ。
工場見学もたまにはいいですね。
知識と経験が増えるってのは素敵です。
オススメ。
カクキュー 復刻版八丁味噌(三河産大豆使用) 800g
八丁味噌の郷
販売元: 八丁味噌の郷
発売日:
販売価格: ¥ 1,543
(2016 年04月15日15 時58分59秒現在)
味噌と言えば八丁味噌。ですよね。
まつや とり野菜味噌 200g×4袋
まつや
販売元: まつや
発売日:
販売価格: ¥ 1,655
(2016 年04月15日16 時05分48秒現在)
八丁味噌とは関係ないんですけど、最近ハマってます。
鍋に使ったりするとサイコーです。
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